電子小黒板を利用した写真を取り込んでいない場合

上出来8機能紹介 写真管理 投稿日:2019年04月24日

まず、電子小黒板とは・・・

工事写真を撮影する際に、撮影状況(工事名・工種・略図など)を書いた小黒板を電子化したものです。
現在、多くの自治体で「電子小黒板」の運用・試行が開始されています。
電子小黒板を利用するメリットとしては

  1. 現場での労力の減少
    大きな黒板を持ち歩かなくて済み、少人数での撮影が可能になります。
  2. 作業時間の短縮
    今まで、撮影ごとに黒板にチョークで書き込んでいた作業も無くなるので、作業時間は大幅に短縮できます。
  3. どこにでも設置可能
    黒板が設置しにくかった現場でも設置個所に悩む必要がなくなります。

 
などがあげられますが、実際電子小黒板を利用した写真を使用する際には、定められたチェックを行い工事写真の改ざん防止を図る必要があります。

信憑性確認(改ざん検知機能)とは・・・

「電子政府における調達のために参照すべき暗号のリスト(CRYPTREC 暗号リスト)」に記載されている技術を使用した信憑性確認機能(改ざん検知機能)を有するもので、上出来BEST8における「JACIC信憑性チェック」とは、そのJACIC(デジタル工事写真の高度化に関する協議会)が定める「デジタル工事写真の信憑性確認(改ざん検知機能)」を搭載したアプリを利用し、デジタルカメラやスマートフォンなどで撮影した工事写真について、撮影後の信憑性確認を行ない、撮影した写真の正当性を確保するために、改ざんを検知する機能です。

上出来BEST8写真管理での「JACIC信憑性チェック」機能

上出来BEST8写真管理システムでは「JACIC信憑性チェック」機能が初期設定されています。
設定を変更しない場合は、写真取込の際などで信憑性チェックが実行されます。
信憑性チェック済み写真は、写真サムネイルに下図のような赤枠が表示されます。

※電子小黒板を利用した写真を使用して電子納品を行う場合は、必ず JACIC信憑性チェックを有効にしてお使い下さい。

電子小黒板を利用した工事写真を使用しない場合

電子小黒板を利用した写真を使用しない場合、たびたび表示される信憑性チェックのメッセージや「信憑性チェック結果をCSV出力します」といったメッセージにいちいち作業が中断されたり、電子納品の場合は、通常の電子納品チェックに加え、不要な信憑性チェックが実行されるので、その分時間がかかってしまいます。
電子小黒板を利用していない現場の場合は、JACIC信憑性チェック機能を無効にすることができます。

もしくは、新規工事で写真管理を起動する際、下図のようなメッセージが表示されます。

この画面でも、チェック機能の「有効/無効」設定が可能です。
※この工事で今後表示しないのチェックボックスにチェックを付けることで、この工事に関して信憑性チェックを無効にできます。